アメリカに来て、自分の人生観を変えるような出来事はまだ起こっていないが、
「ハンバーガー観」は変わった。
一番大きな衝撃は、アメリカ人はハンバーガーとともにお酒を飲むということだ。
自分のこれまでのハンバーガーのイメージは、マクドナルドやバーガーキングですぐに出てくるファストフードのイメージだった。
そういう店には、滞在してもせいぜい30分、映画館までの暇つぶしとかでも1時間ぐらいだったと思う。
マクドナルドやバーガーキングで飲めるドリンクはソフトドリンクで、ハンバーガーやポテトに対しては、コーラやファンタ、オレンジジュースしか試したことがなかった。けっこう日本の研究室にマクドのUber eatsを頼んでいたのはここだけの秘密だ。
日本ではまだ「ハンバーガー」と言えば、安くてパッと食べられてある程度美味しくカロリーが摂れるものというポジションではないだろうか。
しかしアメリカでは、日本ではあまり見ないファストフードではないハンバーガー店(もしくはハンバーガーを売りにしたパブ)が多く、マクドナルドやバーガーキングとは一線を画している。
そして、ディナーとしてそういったハンバーガー店に来る客も多く、そこでビールとともにハンバーガーやポテトを食べる。
値段は張るが、そのぶん具材が豊富で大きく、パティの焼き方もミディアムにするかレアにするかをオーダーすることができる。
ハンバーガーを一つの「食事」として提供し、そのレベルに相応するようきちんとこだわっていることが伝わってくる。
まだ日が残る夕暮れ、外に席があるパブでビールとともに食べるハンバーガーは最高だ。写真は
Red Cow North Loop • Handcrafted Burgers & More in the Twin Citiesで食べたもの(撮り方下手ですいません笑)。
そのままかじりつく人もいるが、かじりつくと顎が外れそうになるぐらい大きいので、ナイフとフォークで食べる。この感じもちゃんとディナーっぽい。
日本ではまだそういったお店はパブは少ないので、「ハンバーガー」はマクドナルドが流行ったために勝手にファストフードにされて、ポテンシャル的には損しているなと思った。
日本でもこのゆったりスタイルのハンバーガー店が増えたらいいな(東京とかにはもっとあるのかもしれないが、大都会札幌市民にはわからない)。
アメリカでの残り期間で、より美味しいハンバーガーに出会えるように意識していきたい。
ではまた。
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