オオブログ!

答えのないことを考えるのが好きな大学院生のブログ。

俳句4

「みぞれ風 咲かすは樹氷 裂くは顔」

北国の暴風雪はとんでもなく厳しい。横風に乗って飛んできた霰が顔に当たるとBB弾を常に顔に撃たれているような気分になる。風が吹いてくる方向に徒歩で帰らなければならない場面はなおさら最悪だ。しかし嵐が過ぎ去った翌朝、静寂の中で木に雪の華が咲いていて、なんとも趣がある。これを咲かせたのは昨晩のみぞれ風だというのだから、一概には憎めないのだ。

(季語:みぞれ、樹氷