オオブログ!

答えのないことを考えるのが好きな大学院生のブログ。

袋いりませんと言う勇気

こんちくは。

 

2020年になってやっと始めたことがあります。

 

タイトルでわかると思いますが、コンビニなどのビニール袋をもらわないということです。

 

何年も前から始めていた人に調子乗んなって言われそうですが笑。

 

今までも、ビニール袋の生産過程で石油等の資源が使われていて、燃やす際には二酸化炭素も排出するようだということは理解していたつもりだし、学校等でそれなりの学習はしてきたつもりです。

 

ご存知の通り、地球の平均気温は上がり続けていています。

 

詳しくは専門外なのでわからないのですが、これが本当に人間活動による二酸化炭素放出の影響であるとすれば、急速に対応すべきことです。

 

「灼熱地球」ってご存知でしょうか?

 

地球の平均気温があと1.5℃上昇すれば、北極の氷の融解、シベリアの永久凍土の融解によるメタンガスの放出、アマゾンの熱帯雨林の消失などが立て続けに引き起り、気温が上がり続ける悪循環に入って、もう気温が下がらなくなる可能性が指摘されていて、その状態の地球がそう呼ばれています。

https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4333/

 

僕は「地球のため」というような綺麗ごとはあんまり好きじゃありません。

 

人間がいなくなれば、地球にとってはいいことかもしれないのに、その可能性は無視して「地球のため」と言いながら、家に帰れば灯油ストーブをつけて暖まっているのが気持ち悪いからです。

 

ですが温暖化は、「人間のため」に何とかしたい課題だと思います。

 

今より気温が暑くなって、熱波による健康への被害、干ばつによる水不足や農作物の収量の低下、などなどを考えると、これらの問題は、地球にとっての環境問題ではなく、人間が快適に過ごすための環境問題だと思います。

 

しかし、コンビニでビニール袋をもらえるというのは、あまりの便利さ(というかもはや最低限のサービス)に、甘んじていて、全然断ったことがありませんでした。

 

なぜ急に断ろうと思ったかというと、11月にケニアに行ったときに、ケニアではそのようなビニール袋が完全に廃止されているのを目の当たりにしたからです。

 

有料でもなく、皆無です。

 

友人のケニア人留学生によると、ケニアも3年ほど前までは、街がビニール袋で溢れかえっていたそうです。

 

しかしその後、ビニール袋を提供するのを廃止するルールができて、今はもう全くビニール袋を見かけません。

 

素直にかっこいいなと思ったし、日本もいつかそうなればいいなと思いました。

 

日本で、コンビニなどでビニール袋はもらえますが、いつもだいたい、皆リュック等、かばんは持っていると思うし、折り畳み式のマイバッグを持ち歩こうと思えば持ち歩けますよね。

 

あのビニール袋ってどうせすぐ捨てるし、実はそんなに必要じゃないと思います。

 

僕は最近、大学の中のコンビニでもマイバッグを使い始めました。

 

方法は簡単。

 

レジで「袋いらないです」と言うだけです。

 

その一言だけでいいんです。

 

 

 

正直なところ、僕一人が袋を断ったところで、環境に影響はないと思います。

 

https://www.chuo-u.ac.jp/usr/jhs_activity/award/winentries/6th_result/result03/

この記事にもあるように、ビニール袋を削減するぐらいなら、車移動を減らしたほうがよっぽど環境に効果があるらしいです。

 

でもこれはもう、生き方の問題というか、自分が世界に対してどういう姿勢でいたいかの問題だと思います。

 

車移動は減らせないけど、ビニール袋なら断れる。

肉食はやめられないけど、ビニール袋なら断れる。

エアコンは切れないけど、ビニール袋なら断れる。

 

だって必要ないんですもん。

 

最初にビニール袋を断って以来、断らないほうが変な感じがしてきました笑。

 

7月にビニール袋が有料化されるみたいですが、削減への第一歩となりそうですね。

 

みんなが利用しがちなビニール袋が有料になることで、環境への関心が高まり、他の温暖化対策である、車移動を極力減らすなどの方向へ、社会が向いて行ってくれればいいなと思います。

 

まあそっち(車など)はけっこう難しいですけどね笑。

 

脱線しますけど、気候変動の解決に思いっきり舵を切ったら経済の不景気がくると思います。

今のところは環境負荷の軽減と産業の発展はトレードオフなのかと。

 

そこをうまくやりくりするのがSDGsの掲げるビジョンってわけですね。

 

本題に戻しましょう。

 

世の中には、コンビニ以外にも、ビニール袋をもらう場面が結構あります。

 

本屋とか、家電量販店とかもそうですね。

 

そこであんまり断っている人(今のところ)いないですが、勇気を出して、断ってみましょう。少なくとも僕が応援してます。

 

もう一度言いますが、恥ずかしがらずに、今から僕が書く文字を、レジの前で音読してください。

 

「袋いらないです」

 

That's it. マジでそれだけのことです。

 

工業や車と比べ、ビニール袋削減は環境への効果も少ないかもですが、一人一人ができることのなかでは断トツで簡単なので、7月のビニール袋有料化がくる前にもう始めてしまえばいいのではないでしょうか?

 

僕はもう始めてますよ。