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ゲストハウスの朝ごはんの時間にはもうバスで出発しなければならなかったので、オーナーが弁当を置いておいてくれるということであったが、なかったのでそのまま出た。
南米の人のテキトーさなのか、日本が真面目過ぎるのか、よくわからない。
ペルーのクスコでもマクドナルドは朝からやっている(超助かった)。
アルマス広場のマクドナルド前に7時に集合と言われていたので向かったのだが、マクドナルドには全然それらしきバスが来なかった。
焦り始めていると、お兄さんが「こっちだ」と近づきながら言ってきた。アジア人の2人組が座り込んでいたので気づいてくれたのかもしれない。
日本のマクドナルドなら1分で出てきそうなメニューが10分ぐらいかかってそれも焦った。
バスの運転はめちゃくちゃ上手かった。
仮に僕がペルーで運転したら1日に6回ぐらいはこするか追突されるだろうと思うぐらい、みんな荒い。追い越すときにクラクションを鳴らすスタイルは、初めて見たかもしれない。
途中で道路沿いの子供たちが水をバスにかけてくるという謎のイベントがある笑
窓を開けていると本当にびしょびしょになるのですごい。
ただ、スペイン語がわからないので、これがこの日限定(たしか謝肉祭が近かった)なのか、毎日のように子供たちは車に水をかけているのかはわからなかった。
走っている車に水をかけるなど、日本だったら場合によっては訴えられそうである笑
一緒に乗った人たち(たぶん欧米人)も優しかった。小さい商店で休憩中、バルセロナ時代のイニエスタのユニフォームを着たお兄ちゃんが、フルーツをくれた。本当に優しい。
あいにく、この頃は僕も自分の英会話力に自信がなかったのであまり話せなかったが、少し勉強した今ならもっと積極的に話したいと思う。
欧米人の凄いところは、イギリス人に限らず英語が高いレベルで話せるところだ。
バスの中では、運転手と乗客のスペイン語トークが繰り広げられた。
もちろん、全くついていけない。久保建英選手ならついていけたんだろうな。
6,7時間は車で山道を登っただろうか。水力発電所(イドロエレクトリカ)で下ろされた。
ここからは徒歩でマチュピチュ村まで向かう。
道はかの有名な?
「スタンドバイミーロード」と呼ばれる、線路に沿って歩いていく道である。
2時間ぐらいかかると言われていたのだが、普通に3時間ちょいかかったと思う。
40 L のザックを背負っての徒歩はけっこうしんどかった。標高がそこそこ高いのもあるかもしれない(たしか2000から2500ぐらい)。
欧米人の徒歩は速い。MDは日本でもよく夜にランニングをしていたが、卒論で運動不足に陥っていた僕は、徒歩でもまあまあきつかった。
線路も、初めは冒険感があって楽しかったが、途中で飽きてきて、ただの歩きにくいでこぼこの道と化した笑
なんて横柄な奴だ笑
そして僕は映画「スタンドバイミー」は見たことがない笑
スタンバイミーファンの人、すいません笑
マチュピチュ村の宿についたら、南米人にしては気が小さそうで優しそうなおばさんが応対してくれた。
最初なんて言っているのかわからなかったが、Wi-Fiのことを「ウィーフィー」と大真面目に言っていて、吹きそうになった笑
笑ってはいけないマチュピチュ村である。
スペイン語ではそう発音するのか、このおばさんの発音のクセが凄いのかはわからない。
マチュピチュ村はもう観光地化されすぎていて、物価がペルーとは思えないぐらい高かった。まあ仕方ない。
洗濯サービスを探すのに苦労した。「何時までやっているの?何時間で洗濯できるの?」というスペイン語が全然伝わらない。
一人歩きのスペイン語という本の文をつぎはぎして下手くそな発音で聞いてみたが全然伝わらないので、文字を見せる作戦に出た。
若めの人がやってる洗濯の店で、ようやく伝わった。
マチュピチュ行きのバスのチケットを取り(国営?の観光案内所がある。ここでは英語が伝わる)、高山病対策で避けていたビールをこの旅初めて飲んだ。
ビールはスペイン語でservesa(セルベサ)と言う。渓谷の夜風に打たれながら飲むセルベサはよかった。
宿のシャワーは冷たかった。
まあ、南米に温水シャワーを求めるほうが強引である。
次回に続く。
- 今回利用した宿
lenato's house(Googleマップから消えている、、、)
- 今回のコース