オオブログ!

答えのないことを考えるのが好きな大学院生のブログ。

6年前の今日、選んだ道は正解だったのか

3/31の夕方、札幌に着いた。

 

ん?このシチュエーション、デジャヴだなと思った。

 

そういえば6年前の2015年の3/31にも札幌に来たのだった。

 

地元での見送りには、高校の野球部の同期が1人、家の前まで来てくれて、小学校の友達は6人で空港まで車で来てくれた。

 

親しい仲間に束の間の別れを告げ、誰も知ってる人がいない北海道に来た。期待と不安があったのを覚えている。

 

次の日から学生会館の入居日だった。

入学まで時間があったが、なぜこんなに早く来たかというと、某N渡戸カレッジに入るためのTOEFLのテストに申し込んだからだ。

 

しかし、僕は何を思ったのかそのテストをサボって、某サイクリングクラブの新歓に行った。

 

新歓なんて何日もあるのに、なぜか初日から行ったのだ。

 

もちろん、N渡戸カレッジには入れなかったけど、北海道の大自然を自分のATPを消費して突き進む自転車旅にのめり込み、しまいにはサイクリングクラブの部長までしてしまった。

 

何かに導かれているのだろうか?

 

いや、そんなスピリチュアルな話ではないと思う。

 

自分で選んだ道、その時いいなと思ったことを、一旦飽きるぐらいまでとことんやってみた結果、のめり込めた。

 

サイクリングクラブを引退した後は、詳細は後述するが「やっぱ海外行きたいな」となり、シンガポール国立大学でのプログラムに参加したり、国際的な大学院に進んでデンマークミャンマーにも行った。

 

アフリカで、土壌の調査をしたり英語で研究紹介するという経験もした。

 

結局、N渡戸カレッジに普通に入ってたのと同じか、それ以上ぐらいの国際経験はできたのではないだろうか。

 

これも自分がその時にいいと思ったことに、諦めずに進み切った結果だと思う。

 

入学時、N渡戸カレッジに入ったとしても、あまり海外へのリアルなビジョンが湧かなかった。学年で200-300人が受けてるプログラムはなんか、自分の意思で海外に行っているというより、海外に行ければなんでもいいからとりあえず受けとく感を感じてしまったのだと思う(海外に行ければなんでもいいって考え方も好きだが)。

 

チャリで北海道を疾走するサイクリングのほうがビジョンが見えたし、自転車旅が将来なんのメリットになるのかわからないけど、メリットなんかどうでもいいからそっちをやりたい気持ちが勝ったのだと思う。

 

今も昔も、自分が動けるのは「解像度が高いこと」なのかなと感じる。入学時のサイクリングがそれだった。

 

自転車や登山で北海道の自然を感じるなかで、人間の活動がこういった自然を破壊してる事実が嫌だと感じた。

 

また、それが今、環境問題となって人間の生活を脅かそうとしている。

 

そうこうしてるうちに、食や環境に興味を持ち、日本以外での環境問題や食糧生産の現状を見てみたくなった。

 

こんな感じで、学年が進むにつれ、解像度が高まって来て、ちゃんと国際経験を積む方向に進めた。

 

気づいた人もいると思うが、正直、後からならなんとでも言える笑

だから自分の行動を正当化してるように見えるかもしれない笑

 

そこのところはお手柔らかにお願いします。

僕は、ぺこぱ松陰寺並みにポジティブにしか物事を捉えない。

 

さて、話を現在に戻そう。

 

今回の札幌への到着も、少しのサヨナラをともなうものだった。

 

4月から東京で就職する彼女の引越しを手伝って、その足で札幌に帰って来たのだった。

 

院進した同期もほとんど本州に行ってしまった。

 

ああ。また同じことを繰り返してるな。

また俺は大切な人を置いて、札幌に来たのかと。

 

大切な人と離れてまで、進む道なのかと。やはり考えてしまう。

 

これまでの6年間は、自分の選んだ道にのめり込むことで、それなりに正解に近づけてきたと思う。

 

いや、選んだ道に決まった正解なんてない。

 

大事なのは選んだ道を自分で正解にしていく努力をすることだと感じている。

 

たまには間違ってもいい。

 

あのイチローですら、「遠回りって、結局遠回りじゃない。必要な遠回りもある。」と言っていた。

 

スティーブ・ジョブズも、connecting the dotsという話で、「やってきたことが繋がるのは後からしかわからない。それは前もってはわからない。」と言っている。

 

やりたい事に向かってもがいた日々に得た経験は後々どこかでつながってくるのかもしれない。

 

そういえば最近、趣味でやってたプログラミング(PythonTwitterbotを作ったり、プロ野球のデータをスクレイピングした経験)が少し研究に生きてきた。

 

よく観戦していた欧州サッカーの話は研究で出会う外国人とも共通の話題になるし、なんなら野球やサイクリングで培った体力が普段から研究に生きている可能性もある。

 

本当にどこで何が繋がってくるかわからないなと感じている。

 

最近、スパイスからカレーを作ってるのと、そこそこウクレレを弾けるようになったのと、スマホアプリの開発を近々したいと思ってるのだけど、これもどこかで何か繋がってきたらいいなぁ笑

 

この4月から、博士課程に進む。

 

正直やっぱりこの選択が正解かは、わからない。

 

でも、最初から正解がわかってる人生なんて、つまらなくはなかろうか(自分が疑いもなく博士に向いてると思える人はかなりレアだと思う笑)。

 

試行錯誤の上、自分で選んだ道を自分の手で正解にしていくという、面白い人生を送れたらいいなと思う。

 

この選択も、また正解と思える選択にできるかな。

 

やばい。

めちゃくちゃ暑くるしくてイタいことを書いてしまった笑

 

とりあえず、就職している人と同じ8時30分までには毎日研究室に行きます。そういう年齢ですよね。

もっと早い人もいると思うけど、そういうアピール的なコメントはお断りです笑

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました!