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答えのないことを考えるのが好きな大学院生のブログ。

工事中=under construction、とは限らない ミネソタの歩き方007

僕はResearch Scholarという肩書きで来ているので、単位を取る必要がないから授業もなく(しかも今は夏休み)、普通の留学に比べて外国人との会話機会が少ない。

 

研究室では英語を喋るけど、研究に使う単語や表現は限られているし、それだけ上手くなっても専門的すぎて外で使えない笑

 

せっかくアメリカに1年弱いるならもっと色んな話題について喋ったほうが良いよなと思い、外国人の友達からカフェに誘われたりすると、できるだけ行こうと心に決めた。

 

日本人のコミュニティーもあることにはある。

アメリカでの日本人のコミュニティーはとてもありがたいけど、ここに来てまであまり日本人の知り合いを広げようとは思わない。

 

持論だが、留学してる日本人には2種類いて、片方は「学位や言語力を含めたステータス獲得のために来ている人」、もう片方は「そもそも異文化交流が好きな人」だ。

 

これは前者の人をディスっているわけではなくて、一般的に日本の大学よりは卒業が難しいから、そういう人がいて当然だと思うし、言語力を後々生かしてやろうと思うならそのガツガツ感はありだと思う。

でも、そういった人たちはどことなく、心の底から海外が好きというよりは、自分の能力の向上に興味がある感がある。

 

もちろん僕も、言語が違う見知らぬ土地で一人で暮らしていることは誇らしいし、今やっている研究はここ以外ではできなかったと思うから、ステータスのために来ている部分も少なからずある。

しかし、どっちかといえば後者の割合が大きく、そもそも自転車旅や海外旅行が好きだし異文化に触れることが好きなんだと思う。

 

だから、日本人コミュニティーのお誘いに行くよりも、それだったら外国人と喋りたいと思ってしまう。

これは僕が少数派なのだろうか、それともまだ2ヶ月しか経ってないから外国人と喋りたいだけで、後になったら日本人が恋しくなるのだろうか。

今の段階ではよくわからないから、後で見返すために書いて残しておこう。

 

そんなわけで、今日はNPOをやってるアメリカ人とカフェで喋った(というかこの前野球に行ったのも、来て2日目に車を出して買い物を手伝ってくれたのもこの人なので、上記でイキっているが正直まだ会話相手に多様性はそこまでない笑)。

 

その会話の中で、僕とその人の共通の知り合いが今イギリスにいるという話になった。

イングランドの歴史を学びに行ったものの、お金を節約したいからヒンドゥー教の寺院にタダで泊まりながら農地の手伝いをしているらしい笑

すごい経験だ。

 

それはさておき、イギリスは旅行で行ったことがあったので、何個か名所回ったよという話をした。

 

僕がイギリスに行ったとき(2018年5月)は、ビッグベンという有名な時計台は工事中で全貌が見れなかったので、

 

It was under construction.(工事中だったんだよね)と言ったのだが、

 

それはだいぶ前に建ってるでしょと笑いながらツッコまれた。

 

そしてunder repair, right?(改装中でしょ?)と言われた。

 

日本語では、ゼロから建てる場合も、修理や改装の場合も両方のことを「工事中」と呼ぶことができる(と思っているけど間違ってたらすいません)。

 

しかし、英語のconstructionはゼロから建てる場合のみを指すということを初めて知った。

 

これは多分学校では教えてくれないので、また新しい発見だった。

 

言語は1体1対応のように見えて微妙な感覚のずれがある。

 

間違えると少し恥ずかしい。しかし、間違えるととても印象に残って次は間違えないようになる。

失敗するということは成長するということだ。

言語はこの失敗の後に修正できるサイクルが割と早い(また同じことを間違えて言っちゃったみたいなことがあまりない)から、メンタル的にも折れにくいと思う。

 

失敗を怖がって、外国人と話すのが億劫になってしまうと、それ以上の成長はないし、好きな異文化交流ができない。

 

その後も、昨日レッドソックス5ー28で負けたな〜とか、富士山で頂上から日の出見ようと思ったら間に合わんくて8合目で太陽出てもうたわという僕のプチ失敗談、その人がワシントンDCでプロポーズをした時の話、マリに駐在していたその人の親戚の話をした。

 

研究以外の会話ができて嬉しい。これを求めていた。

 

PS:その後、車に乗ると、ポケットに鍵がないことに気づく。慌ててその人にごめんカフェ戻ってもらっていい?と言って、カフェに戻り、店員に鍵落ちてませんでした?って聞いて、今日は見てないよって言われ、アパートの鍵と自転車の鍵と研究室の鍵を全てなくしたかもとドキドキしていたが、帰ってみると自分の家に置いて行っていただけだった。

会話機会が増えたからラッキー(鍵は大事に持ち歩きましょう)。

 

ではまた!

 

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